介護には大きく分けて2種類存在します。
1つは施設介護、もう1つは在宅介護です。
施設介護は特別養護老人ホームや有料老人ホームなどに入所していただき、
施設職員がその方の生活介護を実践するというものです。
一方、在宅介護は家で家族などに介護をしてもらいながら生活を送るというものです。
在宅の場合、いつまでも住み慣れた家で生活できるので
これだけ聞くと皆さん在宅介護を望むと思います。
しかし、在宅生活をする上で欠かせないのが家族の協力です。
家族の協力無しでは生活することが難しいです。
その方の身体状況にもよりますが、
食事や排泄、入浴などに対して介助が必要である状況であれば、
家族にかかる負担は相当大きいもの。
1日のほとんどを介護に費やす場合もあるため
自分の時間が確保できません。
又、家から出れる機会も少なくなってくるので
地域付き合いや友達付き合いなども少なくなってくる場合が多く苦しい。
又、介護には明確な終わりが見えません。
1年後に終わるかもしれないし10年過ぎても
介護が続くという話は稀なケースではありません。
これらが要因となり最終的には虐待に至ってしまうケースも見受けられます。
こうなってしまわないためには、活用できるサービスを使っていく必要があります。
その中の1つに介護保険制度があります。
介護保険制度を使用するためには介護認定が必要になります。
介護認定さえ受けてしまえば訪問介護や
通所介護施設などを利用することが可能になります。
そういうサービスを使いながら家族負担を
少しでも減らしていくことが大切な要素です。