老人の痴呆への対処法・心構え。祖母の事が心配だな

私は20代の男性です。

今回の記事は、自分の父方の祖母とその双子の姉に関してのものです。

私の年齢は、まだ若いですが、両親の負担を減らすために、自分なりに介護問題に向き合い、そして、積極的にお世話に参加しているつもりです。それでは、老人の痴呆について書いていきたいと思います。

私の祖母は、体の障害はほとんどなく、痴呆がかなり進んでいる状態です。双子の姉の方は、同じく痴呆が進み、さらに人工肛門をつけており、その他にも、細かな体の不調を抱えている状態です。

どちらも共通して、痴呆がひどいため、食事をとったか忘れる、薬を飲んだかはんだんがつかない、ついさっき話した内容を忘れるなどといった症状が見られ、生活に支障をきたしています。

まずは食事について。双子の間では主に祖母の方が主導権を握っています。我が家は、日中、全員が仕事で家を開けており、昼食、夕食を、二人だけでとってもらっています。

テーブルに置いて、これは昼ごはんでこっちが夜ごはんと毎朝説明し、本人達もわかったと返事をするのですが、その全部を昼に食べてしまい、夕食がない状態になっています。

そして、仕事から帰宅後に、まだ夕食を食べていないというので、用意していた夕食の分はどうしたと聞くと、いつのまにか無くなったと、とんちんかんなことを言ったりします。

次に、薬に関して。姉は朝、晩に、祖母の方は朝のみそれぞれ飲まなければならない薬があります。カレンダーのようになっているものに、日ごとに分けて置いているのですが、自分たちでは、もちろん飲めません。

食事も、薬も、仕事から帰ってから対応できればよいのですが、食事は老人なので、かなり早い時間に食べてしまい、帰るまでに間に合わず、そして薬も、食事後にカレンダーから取るだけ取って飲まなかったりするので、飲んだのかどうなのかがわかりません。

さらに、薬を飲まなかったことがバレないように、隠したりすることもあります。祖母だけならば、まだよいのですが、人工肛門をつけている姉の方は、食事をあまりたくさん取ってしまうと便が漏れ出てしまいます。

薬にも、便を固める効果のものがあるので、飲まないことで、便がゆるくなってしまいます。

汚れたものは、交換しなければならないので、とても大きな負担です。我が家の現状を書いたところで、これから今現在行っている対応を説明していきたいと思います。

まずは、デイサービスの利用です。デイサービスで、他の方と一緒に、規則正しく昼食を取ることで、問題が解決するかと思い、二人とも利用しました。

しかし、夕方までしかサービスは行われないため、帰ってきた後に食事をすぐに取り、そして、また何も食べていないなどと言うようになりました。さらに薬も、昼に飲む薬はないため、あまり意味がありません。

結局、今でも通い続けてはいますが、あまり、良化したとは言えない状況です。次は、炊飯器などを、私たちで管理することにしました。

これまでは、祖母が自分で炊飯をしていたので、大量に炊いてしまっていたので、それを改善するためです。これにより、ご飯だけですが食べすぎることは無くなりました。

また、ホワイトボードを購入し、それに今日の昼食、夕食が何かを書いておくようにしました。これにより、初めはあまり効果は見られませんでしたが、文字という証拠が残り、誤魔化しがきかないと分かったため、気をつけるようになりました。

ホワイトボードには、病院にいく時間や、私たちの帰宅時間なども書くことができるので、そういった意味でも助かっています。

薬に関しては、地道に向き合い、朝は時間に余裕がある人が目の前で飲ませる、夜は、薬をカレンダーに入れずに、手渡しで飲ませるようにして、少し改善しました。

まだ、問題が完全に解決したわけではありませんが、家族で協力しあい、負担を減らしながら、取り組んでいます。個人的には、介護において最も大事なことは、感情を高ぶらせないことです。

何か失敗があっても、そこで怒ってしまっては、自分の精神にも負担ですし、老人も、よくわからないのに怒られると、警戒します。ある程度感情を殺して、対応することで、少し楽になるかもしれません。

さらに、どこかで時間を見つけて、趣味などに没頭して、ストレスを解消するのもよいです。

家族や、介護サービスの方などと協力して、1人で全部の面倒を見なくてもいい環境を作ることが大事だと思います。